臭いと原因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 18:12 UTC 版)
小腸には食物繊維を分解する酵素がないため、繊維分は小腸で消化吸収されず、大腸へ送られて分解される。その際に発酵してガスが発生する。したがって、食べた物の種類や量、体調によりガスの発生量やにおいが異なる。 イモ類など食物繊維の多い食物 食物繊維は大腸でしか分解されないため、食物繊維の多い食物を多く食べると、それだけガスの量も多くなる。その際、大腸で乳酸菌などによって水素 (H2) やメタン (CH4) のガスが多量に発生するが、全くの無臭である。 肉、ネギ類、ニンニク、ニラなど硫黄分が多い食物 これらの食物を多く食べると、大腸でウェルシュ菌などによって分解される時に腐敗し、硫化水素・二酸化硫黄・二硫化炭素・インドール・スカトールなどのガスが大量に発生し、臭いの強いガスが発生する。 病気によるガス 胃・腸・肝臓・胆道・膵臓の病気や菌交代症の際には、蛋白質の腐敗による不快なガスが発生することがある。 その他 炭酸飲料(ビール等)をよく飲む人は、摂取しない人よりもガスの量が多いという俗説がある。
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