自衛隊の匍匐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 07:34 UTC 版)
自衛隊の匍匐訓練には第一匍匐から第五匍匐がある。 第一匍匐は、小銃を右手に持って右腰付近で保持し、左ひざを地面に付けて右足を後方に伸ばして、左腕で上体を支えながら前進する。 第二匍匐は、第一匍匐の状態から左臀部を地面に付け、上体を支える左腕も肘が地面に付くくらいに下げて前進する。 第三匍匐は、かなり体勢を低くした四つんばいであり、小銃は前進するに従って逐次前方に置く。 第四匍匐は、伏せた状態から両肘を前に出し、右手で小銃の銃把を、左手で被筒を握り、肘を交互に支点にして前に出し、出した肘と反対側の足を前方に曲げ、その足および膝で体を推進する。頭や踵(かかと)などが上がらないように注意する。 第五匍匐は、伏せた状態から両腕を前に出すと同時に右(左)足を前方に出して曲げ、両肘を支点として、右(左)足を伸ばして前進する。その際には、左手で地面の草などを掴(つか)んで体をひきつける。なお、小銃は右手で前部負い紐部分を掴んで引きずって前方に置く。頭や踵(かかと)などが上がらないように注意する。
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