自然電位検層とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 建設 > 土木 > 検層 > 自然電位検層の意味・解説 

自然電位検層

読み方じぜんでんいけんそう
【英】: spontaneous potential logging
同義語: SP 曲線  SP 検層  
略語: SP

坑井内で電気化学的自然発生する電位膜電位拡散電位)の差を連続的に測定するもので、通常比抵抗検層一緒に行われる
自然電位曲線は図に示すように、頁岩けつがんに対しては普通かなり一定で大体直線になる傾向があり、頁岩基線shale base line)といわれている。砂層のような浸透性地層に対して自然電位はこの頁岩基線よりずれて、十分に厚い層でしばしば sand line を示すような一定の値に達す傾向がある。したがって自然電位曲線では電位頁岩基線基準にしてその偏差読みとる。泥水濾過液{ろかえき}と地層水比抵抗の差(塩分濃度違いに関係)によって自然電位曲線振れ幅および振れ向きが決まる。地層対比地層浸透性判定頁岩分の定量的評価堆積たいせき環境推定などに利用される。 

図 地層と自然電位曲線



自然電位検層と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

自然電位検層のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



自然電位検層のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
JOGMECJOGMEC
Global Disclaimer(免責事項)
本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、 機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。 また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。 したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。 なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
※Copyright (c) 2024 Japan Oil, Gas and Metals National Corporation. All Rights Reserved.
このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。
石油技術協会石油技術協会
Copyright © 2024, 石油技術協会 作井技術委員会 作井マニュアル分科会

©2024 GRAS Group, Inc.RSS