膜間腔
膜間腔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 14:24 UTC 版)
詳細は「ミトコンドリア膜間腔」を参照 膜間腔は、ミトコンドリアの外膜と内膜に挟まれた空間である。外膜がポリンによって低分子を自由に透過させる性質を実現しているため、通常の状態において、膜間腔のイオンや糖などの組成の多くは、ほとんど細胞質と同等である。例外は、内膜の直近のプロトンの濃度のように、限られる。その一方で、膜間腔におけるタンパク質の組成は、細胞質と大きく異なっており、外膜が破壊されて膜間腔に存在するタンパク質(シトクロムcなど)が細胞質へと漏れ出すと、細胞のアポトーシスが引き起こされる。
※この「膜間腔」の解説は、「ミトコンドリア」の解説の一部です。
「膜間腔」を含む「ミトコンドリア」の記事については、「ミトコンドリア」の概要を参照ください。
- 膜間腔のページへのリンク