脳が原因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 02:51 UTC 版)
近年の研究で、脳のいわば誤動作で耳鳴が認識される、という説も有力視されている。以下のような機序によると考えられている。 加齢などで聴覚細胞がダメージを受けその音高の信号を出さなくなる→脳はその音高の信号が来ないため感度を上げる→それでも信号は来ないので一層感度を上げる→信号のハウリングのような現象が起き、すなわちこれが耳鳴りのように認識される、というものである。 こちらが原因の場合は、ステロイドの投与などは無意味で、後述のような脳をリラックスさせる薬が効果がある。 また、こちらが原因の場合、補聴器を使用し、認識しにくい音高の部分を増幅してやれば、内耳で聞こえるようになり、脳もむやみに感度をあげることはなくなり、耳鳴も消失する、という例が報告されている。
※この「脳が原因」の解説は、「耳鳴り」の解説の一部です。
「脳が原因」を含む「耳鳴り」の記事については、「耳鳴り」の概要を参照ください。
- 脳が原因のページへのリンク