脳とコレステロールとは? わかりやすく解説

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脳とコレステロール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 23:18 UTC 版)

「脳」の記事における「脳とコレステロール」の解説

脳、神経系コレステロール全量の1/3もが含まれているが、神経細胞から伸びて神経伝達司っている軸索覆っているミエリン鞘コレステロール大量に含まれているためである。コレステロールは、ミエリン鞘絶縁性保持する役割果たしている。絶縁されミエリン鞘切れ目であるランヴィエの絞輪ごとでの跳躍伝導により高速神経信号伝達寄与している。実際哺乳類である豚や牛などでは脳総重量2-3%がコレステロール占められている。ヒトでは脳総重量の2.7%がコレステロール占められている。 脳の灰白質は、中枢神経系神経組織のうち、神経細胞細胞体存在している部位のことである。これに対し神経細胞体がなく、神経線維ばかりの部位白質と呼ぶ。白質明るく光るような白色をしているのに対し灰白質は、白質よりも色が濃く灰色がかって見えことによる。これは、有髄神経線維ミエリン鞘主成分として大量に存在しているコレステロールミエリンが白い色をしているためで、白質には、灰白質比べて有髄神経線維が多いからと考えられている。

※この「脳とコレステロール」の解説は、「脳」の解説の一部です。
「脳とコレステロール」を含む「脳」の記事については、「脳」の概要を参照ください。

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