肝臓のびまん性病変
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 06:59 UTC 版)
「腹部超音波検査」の記事における「肝臓のびまん性病変」の解説
脂肪肝、肝硬変、鬱血肝、日本住血虫症などがわかりやすい。 脂肪肝 肝細胞に脂肪が沈着すると細胞レベルで不均一になるため音響インピーダンスが異なる反射面ができる。そのため脂肪肝ではエコーレベルが上昇する(CT値はは低下するのだが)。肝腎コントラストが非常に有名な所見である。 肝硬変 肝硬変で有名な所見としては以下のようなものがある。肝表面が凹凸不整となる、内部エコーが粗雑となる、肝床部が萎縮する、尾状葉が腫大する、脾臓が腫大する、門脈の側副血行路が拡張する、胆嚢壁が肥厚する、腹水が貯留する。これらのうち4つくらい認められるのが平均的である。
※この「肝臓のびまん性病変」の解説は、「腹部超音波検査」の解説の一部です。
「肝臓のびまん性病変」を含む「腹部超音波検査」の記事については、「腹部超音波検査」の概要を参照ください。
- 肝臓のびまん性病変のページへのリンク