聖師父による説明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/01 16:35 UTC 版)
表信者聖マクシモス(マクシム)によれば、像とは人間の創られたままのかたちを指し、肖とは、創られた人間が神の力と働きにあずかり、神との交わりの中に生きる過程を言うとされる。 聖大マカリオス(マカリイ)は、「神は人の霊を聖神゜(聖霊)の善のかたちに造り、善行の定め、分別、知恵、思慮、信仰、愛、その他の善を聖神゜に似せてその霊に吹き込んだ」と述べた。 ニュッサのグレゴリオス(ニッサのグリゴリイ)は、「人は神に似るため、すべての能力を世界の"耕作"、創造、善行、愛によって実現しなければならない。善なる生活の極限が神に似ることだからである。」と述べた。 ダマスコのイオアン(ヨアンネス)は、「『像』は自由意志により得られる知恵を意味し、『肖』は善行により出来る限り類似することを意味する」と述べた。
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