聖ミヒャエル攻防戦(第17巻 - 第19巻)
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フレンツェン軍が敗走した後、ザガノス軍はライン地方全域を支配下に置き聖ミヒャエルに進軍を続ける、一方、マフムートはチェロ総督から解任され、副将としてザガノスの指揮下に入ることになる。ザガノスの勢力が増すことを危惧する将軍たちによる命令だったが、マフムートは命令に従いザガノス軍に同行する。その聖ミヒャエルでは、残存するバルトライン軍と新貴族の私兵による混成軍が編成され、城塞都市ミュールでトルキエ軍を迎え撃とうとするが、ザガノス軍は大砲ウヤンドゥルマを用いてバルトライン軍を圧倒する。同じころ、レレデリクはバルト地方最大の兵力を持つマイスナー伯爵と結婚し、彼の持つ兵力を奪い聖ミヒャエルに向かう。 ミュールでは連日の砲撃に耐えかねたジョルダン侯爵やカウフマン伯爵たち新貴族が出撃を申し出て、ルイの支持を得て出撃する。出撃を見越していたマフムートはジョルダンたちを誘い込んで奇襲を仕かけるが、その作戦を見抜いていたルイは手薄になったザガノス軍に残りの新貴族部隊を差し向ける。ルイの目論み通り新貴族部隊に目を奪われたトルキエ軍の背後を突くために、レレデリク軍がミュールに向かう。しかし、予定時刻を過ぎてもレレデリク軍は到着せず、作戦の失敗を悟ったアンドロシュ大将はルイを軟禁して部隊を撤退させる。同時に、皇帝を見限った新貴族たちはバルトラインから離反し、ザガノスに恭順する。 トルキエ暦77年/帝国暦453年3月2日、ザガノスの元にブチャク将国の首都ムジュヘルが陥落したという知らせが入る。ミュールへの進軍を止めたレレデリク軍が、フレンツェンの残した南領軍を率いるヴィヒター軍と合流してトルキエ将国領に侵攻し、トルキエ首都アルトゥンは混乱する。クルトたちはミュールを放棄してトルキエに撤退するように進言するが、ザガノスは進言を拒否して一触即発の状態となるが、彼に賛同したマフムートがその場を収める。ザガノスはミュール攻略を継続し、マフムートにトルキエに戻り首都防衛に加わるように命令する。同じころ、四将国の将王たちはレレデリク軍を迎え撃つために兵力を結集させる。
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