翼ある剣(The Dagger with Wings)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 15:14 UTC 版)
「ブラウン神父の不信」の記事における「翼ある剣(The Dagger with Wings)」の解説
ブラウン神父がボイン博士に頼まれ、脅えている人間が正気か狂気か見てほしいと言われた。見に行く相手のアーノルド・エールマーは地主の末子で同腹の実の兄2人と、最年長で血のつながらない養子の義兄がいて、父が亡くなった際に遺産は3人の実子ではなく、養子のジョン・ストレークに遺すよう遺言してあったが、実子達はストレークが父を脅迫したのだと裁判所に不服を申し立て、認められ、逆にストレークだけ遺産が渡らなかった。ストレークは復讐を宣言して失踪し、上の2人は怪死を遂げ、アーノルドだけが脅えて暮らしていたのである。そこでブラウン神父がアーノルドの家に行くとノックをしても返事はなく、ドアも開かなかったが裏に回ると窓が開いており、そこから居間に入ると部屋着姿の男が部屋の向こう(玄関廊下への扉)から現れ、神父が事情を話すと、相手も「ストレークから翼のついた剣のような紋章のついた脅迫状が来た話」をしだし、兄の死の状況からストレークは悪魔のような力を持っていると主張を始め、玄関の廊下にかけてあったラッパ銃に銀の小像を入れて魔よけの銃弾代わりにし「少々待てばお見せしたいものがある」と、玄関側の廊下に行くとしばらくして銃声が聞こえ「あだを討った」とさっきの男が飛び込んできた。果たして外では大きな黒帽子に地面にこするほど異様に長い黒マントの男が事切れていたが周囲にこの男の足跡がない。神父はここまでの状況から事の顛末に疑問を抱く。
※この「翼ある剣(The Dagger with Wings)」の解説は、「ブラウン神父の不信」の解説の一部です。
「翼ある剣(The Dagger with Wings)」を含む「ブラウン神父の不信」の記事については、「ブラウン神父の不信」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から翼ある剣を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から翼ある剣 を検索
- 翼ある剣のページへのリンク