群れの外形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 07:39 UTC 版)
外から見た群れの形にも様々なものがある。 移動するもの:多数の動物が集まり、まとまって移動する。全体がほぼ同じ方向を向いて移動する。メダカやブリ、マグロなど。 それぞれバラバラな運動をしつつ、全体としてはまとまって移動する。チョウチョウウオなど。 移動しないもの:全体としてある位置にとどまるもの。各個体が動かない。:集団繁殖する鳥・集団越冬する昆虫など。 個体はその範囲内で移動する。:巣とその周りのみを利用するアリなど。 また、群れには、構成メンバーが始終替わるものとほとんど替わらないものがある。前者の例としてはアユのような魚の群れなどがあり、群れは始終分裂したり融合したりし、その構成メンバーは固定していない。後者の例としてはサルの群れやハチの群れなどがあり、各個体の帰属する群れがはっきりしており、それ以外の群れには入れないばかりか、攻撃を受ける場合もある。このようなメンバーの固定した群れにおいて、内部に一定の組織的構造が見られた場合、その性質を社会性という。
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