美濃弁と関西弁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 06:47 UTC 版)
美濃弁話者が県外の人と話をすると、「似非関西弁」との指摘を受けることがしばしばある。しかし、美濃弁話者が恣意的に関西弁に似せて喋っている訳ではなく、あくまで美濃弁の特徴に起因するものである。すなわち、文法や語彙に関西的要素が多く見られる(例:断定の助動詞「や」、動詞の否定を表す助動詞「へん」、「おおきに」「あかん」などの使用)反面、アクセントは(一部地域を除いて)京阪式アクセントではなく東京式アクセントであるため、似非関西弁のように聞こえるのである。 なお、「関西地方」の括りから外されやすい三重県の方言についても同様の指摘がなされることがあるが、こちらは京阪式アクセントを用い、ギア方言との違いが顕著であることから、近畿方言(関西弁)の一種に含まれる。
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