缶蓋の製造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 02:44 UTC 版)
「イージーオープンエンド」の記事における「缶蓋の製造」の解説
缶の蓋部分は缶本体とは別に製造される。 EOE缶の蓋は通常、まず板金を丸く打ち抜くと同時に、缶本体にかぶせるための段などをつける成型加工がなされる(シェルプレス)。その後に引き金であるタブをつけるためのリベット穴開けが行われ、開口部となる口金部分を切り取るための溝(スコア)がプレス加工によってつけられる(コンバージョンプレス)。切り取りラインとなるスコアは、深い溝であるメインスコアと、補助的な役目をするやや浅い溝であるサブスコアの2本が同時に加工される。 次に引き金であるタブをつけた際に大きく突出しないよう、かつタブが蓋に密着しないようにするためなどの成型が、プレスにより行われる(パネル加工)。 タブも板金から打ち抜かれ、十数工程を経て強固なリング状のものに成型され、これが蓋にリベットで取り付けられる。(アセンブル)打ち抜き加工の際に製品ロゴなどを同時に加工し、装飾を施したタブも見られ(写真)、この場合はリング状ではなく平板状なものとなる。 これらの工程によってできた EOE蓋が中身を入れられた後の缶本体に取り付けられる。
※この「缶蓋の製造」の解説は、「イージーオープンエンド」の解説の一部です。
「缶蓋の製造」を含む「イージーオープンエンド」の記事については、「イージーオープンエンド」の概要を参照ください。
- 缶蓋の製造のページへのリンク