繊維材料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 05:20 UTC 版)
詳細は「葛布」を参照 葛の繊維で編んだ布は新石器時代の遺跡からも出土している。つるを煮てから発酵させ、取りだした繊維で編んだ布は葛布と呼ばれる。現在に伝わっている製法の葛布は平安時代ごろから作られていたとされる。 江戸時代には『和漢三才図会』でも紹介された。かつては衣服・壁紙などに幅広く使われた。現在では生活雑貨や土産物として、数少ない専門店によって小規模ながら生産が続けられている。遠州、現在の静岡県掛川市の特産品である。 また、クズのつるは長いことから、切り取ったつるが乾燥して固くなる前に編むことで、籠などの生活用品を作ることができる。 2008年には、クズ属植物からバイオマスエタノールを抽出する技術が宮崎大学によって開発された。
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