緩速濾過方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/24 02:03 UTC 版)
日本では水質汚染の程度が軽微な場合に選択されるろ過方式で、沈殿池による粗懸濁物の沈殿処理、厚さ70cmの砂を敷き詰めたろ過池における微生物群集の浄化作用を利用した天然の清水ができる工程に近い浄水処理である。 付帯設備をほとんど必要としないため、浄水場全体の所要面積では急速ろ過方式の場合と大差がない。浄水場全体の平均耐用年数は、急速ろ過方式の浄水場は付帯設備(機械、電気設備)等、耐用年数の短い設備を必要とするため短いが、緩速ろ過方式の浄水場は主要施設が土木、建築構造物であるため平均耐用年数は長い。実績では100年を超える施設もある。
※この「緩速濾過方式」の解説は、「浄水」の解説の一部です。
「緩速濾過方式」を含む「浄水」の記事については、「浄水」の概要を参照ください。
- 緩速濾過方式のページへのリンク