編集・ミキシング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:19 UTC 版)
「ハイレゾリューションオーディオ」の記事における「編集・ミキシング」の解説
演算精度 いくつかのDAWには倍精度浮動小数点数 (64-bit float) 処理に対応するエンジンが搭載されており、高い演算精度での編集が可能となっている。特に、32bit整数音源を作成するためには64bit float演算が必須となる。SONAR、Logic Pro X 10.3以降、Cubase 9.5以降などが64-bit float処理のエンジンを搭載している。 また、オーディオプラグインにおいても64-bit floatでのやり取りに対応するものがある (VST3プラグインの一部など)。 高品質サンプリング音源 サンプラープラグインなどのサンプリング音源は、ものにより収録時の量子化ビット数やサンプリング周波数が異なっている。そのため、音源の品質にも気を配る必要がある。 例えばSoundFont (*.sf2) の仕様では、2.04以降24bitサンプルに対応しているものの、50kHzより高いサンプリングレートは「再現できないハードウェアが存在することから避けるべき」とされている。Downloadable Sounds(英語版) (DLS)では16bitより深い量子化ビット数のサンプリングデータを内包するためにDLS 2.2以降のWave Codec Extensionsが必要となる (対応するかは実装による)。 高品質リサンプラー 192kHzで録音・編集したものを96kHzにダウンサンプリングする場合などにリサンプラーが必要となるが、リサンプラーによって性能が異なっている。 リサンプラーの性能比較サイトとして「SRC Comparisons」が存在し、その比較結果においてFinalCD、iZotope RX、Voxengo r8brain PROが上位のリサンプリング性能となっている。
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