統合運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 15:08 UTC 版)
詳細は「統合作戦」および「統合任務部隊 (自衛隊)」を参照 「統合運用」とは、特定の目的のために異なる軍種(陸・海・空など)の部隊を組み合わせて動員すること。または、そのような動員において成立する部隊間の協力関係。 運用例としては、個別の運用で対応に限界のある場合、すなわち防衛出動、治安出動、警護出動、災害派遣、地震防災派遣、訓練、海外派遣など。統合運用に際して特別に編成された統合部隊に対する防衛庁長官の指揮・命令は、統合幕僚会議議長を通じて行なうとされた。しかし、統合部隊が編成されたことはなかった。 自衛隊の統合運用は、2006年(平成18年)3月27日に本格的に導入され、陸海空自衛隊の運用を一元化し、一括して指揮する統合幕僚監部が創設された。従来、防衛庁長官は、統合運用の場合を除いて3幕僚監部の幕僚長を通じて命令してきたが、統合幕僚監部を設置して以降、個別運用の場合でも統合幕僚長を通じるように変更された。
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