給付による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 01:41 UTC 版)
一時的な労働不能の保険事故には、病気やけが、出産、失業などがあり、医療給付や手当金等の短期給付が行われる。永続的な労働不能の保険事故には、障害、老齢、死亡などがあり、年金等の長期給付が行われる。また、発生原因により、業務上と業務外の区別がある。給付の性質により現物給付と現金給付があり、年金保険、雇用保険はすべて現金給付であるが、医療保険、介護保険、労災保険は制度内に現物給付と現金給付が混在する。 医療保険健康保険 - 一般民間被用者(業務外) 船員保険 - 船員(原則業務外) 日雇健康保険 - 日雇労働者・日雇特例被保険者(業務外) 自衛官診療証 - 自衛官等 共済組合(短期給付) - 公務員・私立学校教職員等 国民健康保険 - 自営業、無職者等の一般住民、国会議員・地方議会議員 後期高齢者医療制度 - 75歳(一定の障害があるものは65歳)以上の全住民 年金保険国民年金 - 自営業、無職者等の一般住民(所定の要件を満たす全住民が基礎年金として加入) 厚生年金 - 一般民間被用者・船員、国会議員・地方議会議員、公務員・私立学校教職員等、自衛官等(原則として国民年金と二重加入) 介護保険 - 40歳以上の全住民 雇用保険 - 一般民間被用者 労働者災害補償保険(労災保険) - 一般民間被用者(業務上)
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