結婚式の贈り物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 05:56 UTC 版)
「en:Necklace of Harmonia」も参照 カドモスとハルモニアーの結婚式はオリュンポスの神々が参列した、初めての、人間同士の結婚式であり、すべての神々が贈り物を携えてカドモスの家を訪れた。その際に贈られたものの中でも有名なものが、長衣(ペプロス)と、ヘーパイストスによって作られた首飾りであった。これらは、それぞれアテーナーとヘーパイストスからの贈り物とも、ゼウスがエウローペーに贈ったものをカドモスが譲り受けたとも、アプロディーテーが贈ったともいわれる。これらの贈り物は、身に着ける者に美しさや気品を与えた。ハルモニアーがアレースとアプロディーテーの子であることを憎んだアテーナーとヘーパイストスが、長衣に媚薬を浸して与え、ハルモニアーの子孫の呪いとなったという説もある。そのほかに、ヘルメースは竪琴を、カドモスは豪奢な上衣を彼女に贈り、デーメーテールは豊穣を約束した。
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