結合価による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 02:44 UTC 版)
動詞はそれがとる項の数によって分類される。 名称働き例語自動詞 主語のみをとる動詞 日本語では「立つ」「落ちる」など。 他動詞 主語および目的語をとる動詞 「読む」「壊す」など。 二重他動詞 主語、直接目的語、間接目的語の3つをとる動詞 「渡す」「入れる」など。 このほか項をまったく取らない動詞(たとえば「雨が降る」を意味するイタリア語の piove やスペイン語の llueve など)や、3 つ以上の項をとる動詞も考えられる。 再帰動詞本来他動詞または二重他動詞であるが、直接目的語または間接目的語が主語と同じである場合、項が1つ減ることになる動詞。意味的にも自動詞と考えられるものも多い。再帰代名詞(英語の -self)を動詞につけた形で、ロマンス語で特によく用いられる。 能格動詞他動詞と、他動詞の場合の目的語=内項を主語に据えた自動詞(他動詞の場合の主語=外項を消した表現)のいずれにも、同じ形のまま使える動詞。日本語の「開く」、英語の open など。
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