経度をめぐる歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 21:09 UTC 版)
詳細は「経度の歴史」を参照 外洋航海がさかんになった16世紀以降において、航海中の自分の船の位置を知ることは安全な航海において重要になった。緯度は太陽の高さなどで比較的知り易いのに対し、経度は基準の経度の街の時間を正確に表示し続ける時計が入手できなかった時代には極めて困難であった。多くの国で、海上での経度の決定法の開発について懸賞がかけられた。 ガリレオ・ガリレイは木星の衛星イオの食の周期を自然の時計として用いる方法を提案した。トビアス・マイヤーは、月運行表を作成し、元々は地上の地図の作成を意図して作成されたが、海上での経度の決定法として賞金を得ている。 18世紀のジョン・ハリソンによる揺れる船上、温暖の差の激しい航海でも正確な時を刻むクロノメーター開発に関する物語はデーヴァ・ソベルの『経度への挑戦』に興味深く描かれている。
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