終戦から60年代初めまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/19 01:29 UTC 版)
「渉外法律事務所」の記事における「終戦から60年代初めまで」の解説
第二次世界大戦終結後の連合国軍の占領下において、1949年制定の弁護士法の下、外国弁護士資格者(主にアメリカの弁護士)は、最高裁の承認を得て弁護士会の準会員として、日本において法律事務を行うということができるという特例が認められていた。なお、承認を受けた外国弁護士資格者の事務所は外国弁護士資格者法律事務所と称するものとされた。この特例は弁護士法の1955年改正によって終了したが、経過規定により、すでに準会員である外国弁護士はその後も引き続き業務を行うことができた。当時の渉外法務(主に米国との関係)はこのような準会員系事務所にほぼ独占されていた。後のアンダーソン・毛利法律事務所はこの時期に設立された準会員系の渉外事務所である。準会員系事務所ではないが、米国人弁護士であるトーマス・L・ブレークモアにより設立されたブレークモア法律事務所(後の常松簗瀬関根法律事務所の出身母体でもある)もこの時期に設立された。この時期の渉外法務は主として外国弁護士の経営する法律事務所により担われていた。
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