素桜神社の神代ザクラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 06:54 UTC 版)
境内にあるエドヒガン(アズマヒガン)の巨樹。根回り約9メートル、目通り周囲11.3メートルで、推定樹齢は約1200年。下方より3本の枝幹が分かれており、1936年(昭和11年)発行の『天然紀念物調査報告』によると基部の周囲長は中央のものが5.9メートル、西南のものが約3.9メートル、東南のものが約3.32メートルである。また、根元からの枝張は、東に約5.35メートル、西に5.3メートル、南に6.6メートル、北に5.3メートルである。 伝承ではスサノオが当地で休んだとき、手にしていた桜の木の杖を池辺に差したところ、それが大きく成長したものとされる。1935年(昭和10年)12月14日付けで日本の天然記念物に指定。先に天然記念物に指定されていた山高神代桜(山梨県北杜市)や淡墨桜(岐阜県本巣市)、伊佐沢の久保桜(山形県長井市)とは同種にして、これらに匹敵する巨樹である。 大正時代の風害で南側の幹が損傷し、残る2本の幹も支柱を必要とするほど衰弱していたため、1992年(平成4年)に樹木医を招き、若返りを図っている。
※この「素桜神社の神代ザクラ」の解説は、「素桜神社」の解説の一部です。
「素桜神社の神代ザクラ」を含む「素桜神社」の記事については、「素桜神社」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から素桜神社の神代ザクラを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から素桜神社の神代ザクラを検索
- 素桜神社の神代ザクラのページへのリンク