紙本着色四都図世界図
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 06:39 UTC 版)
「四都図世界図」の記事における「紙本着色四都図世界図」の解説
世界図とコンスタンチノープル、ローマ、マドリード、リスボンの四都市図を描いている。世界図はオルテリウス版世界地図を参考にしているようだが、日本列島、朝鮮半島以北に最新情報に基づく修正が加えられ、多様な色彩で各国を塗り分け、高い装飾性が加わり、絵地図を風景画に仕立てようとする画家の新しい制作意図が伺われる。都市図に描かれた騎士図、風俗図が他の洋風画でも見られることやバロック風陰影法の多用などから、こちらの絵も桃山時代に日本で製作され、セミナリオ工房かその系統を引くの画家の手による制作と考えられる。
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