精神医学とエソロジーの融合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/17 13:28 UTC 版)
「ジョン・ボウルビィ」の記事における「精神医学とエソロジーの融合」の解説
1958年には子供と母親の結びつきの本質についての考察の成果を、『母子関係の理論』という研究にまとめ上げた。これは母と子の間には生物学的な絆のシステムというものが存在し、その関わりが母と子の情緒的な関係の発達を左右しているというものであった。この見解は彼が動物行動学的な研究成果、とりわけコンラート・ローレンツやニコラス・ティンバーゲンの論文について熟知していることを示すものであった。また動物行動学者であるロバート・ハインドによる研究に対し、彼は自身の臨床経験から人間の子どもにおいても同様な傾向が見られると確信した。
※この「精神医学とエソロジーの融合」の解説は、「ジョン・ボウルビィ」の解説の一部です。
「精神医学とエソロジーの融合」を含む「ジョン・ボウルビィ」の記事については、「ジョン・ボウルビィ」の概要を参照ください。
- 精神医学とエソロジーの融合のページへのリンク