篠井の金掘唄
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篠井の金掘唄(しのいのかなほりうた)は、篠井金山の坑夫が採掘時に歌った作業歌。起源は寛文年間(1661年 - 1673年)とされる。篠井金山は休山・閉山を繰り返してきたが、金掘唄は継承され続けてきた。ただし歌詞や節は時代による変遷があり、金掘唄を元にした「草刈り唄」も作られた。1963年(昭和38年)に宇都宮市指定無形文化財となった。歌詞にある「ガンガラ」は榛名山の別名である。 ハッパかければ 切羽(きりは)が延びる 延びる切羽が 金(かね)となる曇るガンガラ 宝の山よ 里に黄金(こがね)が 流れ出る坑夫さんなら 来ないでおくれ 一人娘の 気をちらすひびく槌音 女房が聞けば 黄金集めて 背負い出す右に槌持ち 左に手金(たがね) ひとつ打つたび 火花散る灯蓋(とうがい)灯して 黄金を掘れば 黄金光で 目がくらむ佐竹奉行は おれらの主よ 恵み厚きで 精が出る夫婦揃うて 黄金を掘れば いつかわがやに 煙立つ — 篠井の金掘唄
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