筈見恒夫とは? わかりやすく解説

筈見恒夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/13 13:38 UTC 版)

はずみ つねお
筈見 恒夫
1941年の筈見恒夫
本名 松本 英一
生年月日 (1908-12-18) 1908年12月18日
没年月日 (1958-06-06) 1958年6月6日(49歳没)
出生地 日本 東京市
死没地 日本
職業 映画宣伝、映画プロデューサー映画評論家
活動期間 1924年 - 1958年
配偶者 中津真佐子 旧姓
著名な家族 筈見有弘 長男
渡辺祥子 長男の妻
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筈見 恒夫(はずみ つねお、1908年明治41年)12月18日 - 1958年昭和33年)6月6日)は、日本の映画評論家である。映画の宣伝マンの傍ら、批評活動をつづけ、途中、映画プロデューサーをつとめたことがある。23歳のときに脚本家としてもデビューしている[1]。本名は松本 英一(まつもと えいいち)[2]サイレント映画の時代に活躍した映画監督の松本英一とは別人である。

人物・来歴

1908年(明治41年)12月18日東京市(現在の東京都)に松本英一として生まれる[2]

1931年(昭和6年)、22歳のころ、南部圭之助らと雑誌『新映画』を創刊した[2]。1932年(昭和7年)、23歳のときには、不二映画社で、阿部豊監督、岡田時彦主演のサイレント映画『もだん聖書 当世立志読本巻一』の脚本を書き、同作は同年10月6日に公開されている[1]

1934年(昭和9年)、25歳にして東和商事(現在の東宝東和)の宣伝部長に就任、同社が輸入・配給するヨーロッパ映画の宣伝に尽力した[2]。そのかたわら評論活動をつづける[2]

1945年(昭和20年)8月15日、36歳のときに第二次世界大戦の終戦を迎え、翌1946年(昭和21年)には東宝に移籍して映画プロデューサーとなり、3本の映画を製作した[1]。1947年(昭和22年)には、新東宝に移籍し、1950年(昭和25年)までに9本を製作した[1]

1951年(昭和26年)、42歳のとき、東和映画(現在の東宝東和)が再発足し、同社の宣伝部長に復帰した[2]

1958年(昭和33年)6月6日、死去した[2]。満49歳没。一周忌を迎える1959年(昭和34年)6月、岸松雄、長男筈見有弘らの手で『筈見恒夫』(筈見恒夫刊行会)が刊行された。

ビブリオグラフィ

  • 雑誌『新映画』、1931年

著書

単著

編著

共著

フィルモグラフィ

  • 『もだん聖書 当世立志読本巻一』、不二映画社、1932年10月6日
  • 『檜舞台』、東宝、1946年1月17日
  • 『浦島太郎の後裔』、東宝、1946年3月28日
  • 『僕の父さん』、東宝、1946年7月4日
  • 『九十九人目の花嫁』、新東宝映画、1947年4月22日
  • 『幸福への招待』、監督千葉泰樹、新東宝映画、1947年10月30日
  • 『大学の門』、新東宝映画、1948年2月21日
  • 『黒馬の団七』、新東宝映画、1948年6月5日
  • 『富士山頂』、新東宝、1948年6月23日
  • 『群狼』、新東宝・竹井プロダクション、1948年11月23日
  • 『深夜の告白』、新東宝、1949年6月20日
  • 『人生選手』、新東宝、1949年12月6日
  • 『黄金獣』、新東宝、1950年11月3日

  1. ^ a b c d #外部リンク欄の日本映画データベース「筈見恒夫」の項のリンク先の記述を参照。二重リンクを省く。
  2. ^ a b c d e f g コトバンクサイト内の記事「筈見恒夫」の記述を参照。

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