第9番「変幻」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 09:26 UTC 版)
「合唱のためのコンポジション」の記事における「第9番「変幻」」の解説
1974年に日本プロ合唱団連合の委嘱により作曲され、田中信昭指揮で初演された。混声合唱、オルガン、2つのハープ、2つのコントラバス、打楽器。テキストは黒田喜夫の同名の詩と、農民一揆についての古文書(出典は三一書房による日本庶民生活史料集成第6巻)である。初演されたきり37年の間再演の機会にめぐまれなかったが、2011年のトウキョウ・カンタートにおいて再演された。未出版ではあるが、作曲者本人の著書「現代音楽の冒険」において楽譜の一部が見られる。作曲者本人は「コンポジションよりむしろオラトリオか、または不特定多数の民の受難曲」と語っている。また規模の大きさは第九ということが意識されている。
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