第7番 ニ短調 作品90
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「舟歌 (フォーレ)」の記事における「第7番 ニ短調 作品90」の解説
アレグレット・モデラート 6/4拍子 1905年8月11日 - 14日作曲。1906年にウージェル社より出版。初演は1906年2月3日、サル・エラールでアルノルト・ライトリンガーの独奏による。イシドル・フィリップ夫人に献呈された。チューリヒで作曲され、8月14日付の手紙でフォーレは作品の完成を告げている。この年、フォーレはパリ音楽院の院長に就任し、彼の創作様式は第三期を迎えることになる。舟歌第7番のとぎれがちなフレーズは、フォーレの作風の新たな展開を予告するものである。 この曲は「ル・フィガロ紙」のクリスマス特集のために作曲されたもので、マルグリット・ロンによれば、フォーレは「これは大変な名誉なんだ。なぜなら、この特集号は世界中に読まれるからね」と皮肉まじりに語ったという。1895年にフォーレはフィガロ紙の連載執筆者として候補に挙げられたが、エミール・ゾラに支援された作曲家アルフレッド・ブリュノーにその座を奪われていた。
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