第7番 嬰ハ短調『恋の二重唱』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 14:40 UTC 版)
「練習曲 (ショパン)」の記事における「第7番 嬰ハ短調『恋の二重唱』」の解説
旋律は、はじめカノンのように低声を高声が追いかけて始まるが、すぐに別々の動きを示し、時に反発し、時に寄り添いしながら続いてゆく。その掛け合いは、あたかもオペラの二重唱を見ているかのようである。静かに始まった曲が中間部で情熱的な盛り上がりを見せ、後半は沈黙していくように静かに切なく消えていく。夜想曲形式としても見ることが出来る。 海外では『チェロ(Cello)』の愛称で呼ばれることがある。ピアニストのアルフレッド・コルトーは「右手の悲しげな、憂いに満ちた旋律が左手の陰気な不平に答えている」と評し、ハンス・フォン・ビューローは「フルートとチェロの二重奏」と表現している。
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