第3段階:休止状態へ戻るまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 06:33 UTC 版)
「2010年のエイヤフィヤトラヨークトルの噴火」の記事における「第3段階:休止状態へ戻るまで」の解説
2010年5月21日から噴火孔は、硫黄のガスを含んだ水蒸気(水霧)の柱を噴出していた。これによって、周辺の地域からの降灰の更なる報告はまったくなかった。 当該地域にある地震記録計によるデータは、地震がその頻度と地震動の強さは減少したものの継続していることを示していた。 火山が目下落ち着いた状況となったことから、アイスランド気象庁(Icelandic Meteorological Office。IMO)とIESの科学者達は、状態報告を毎日ではなく数日おきに提示することとした。しかし、火山に対する詳細かつ科学的な観測は継続された。 2010年6月23日時点で、エイヤフィヤトラヨークトルの活動は、20-30メートルも移動しない噴煙が時折上がる、短期的な爆発が起きる程度に縮小した。 2010年10月、アイスランド大学地球科学研究所の科学者、Ármann Höskuldssonは、地域がまだ地熱によって活動的で、再び噴火するかも知れないが、噴火が表向きは終わっていると述べた。水蒸気は溶岩流跡からまだ噴出している。
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