第3曲 アリア「わが望み、其は」(Mein Verlangen ist den Heiland zu umfangen)
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テノール・弦楽器・通奏低音、イ短調、3/4拍子 全弦楽器の流麗な前奏に続き、キリストともに存在する望み、つまり死の希求をテノールが歌い始める。冒頭の「わが願い」(Mein Verlangen)は執拗に反復され、熱望の強さを暗示する。このパートはダカーポで再現される。中間部では消滅する肉体と、天上で輝く魂の対比が旋律にも反映される。腐り果てる肉体は下降する低音で葬られ、天上に輝く魂は、テノールの音域限界に近い高音で華やかなメリスマをまとって描かれている。
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