第3景 海に面したディドの宮殿の庭園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 08:57 UTC 版)
「トロイアの人々」の記事における「第3景 海に面したディドの宮殿の庭園」の解説
大きな薪が山と積まれ、二人の寝台やエネの半身像や剣など思い出の品々が置かれている。カルタゴ人たちはエネに禍あれと神に祈っている。ディドが現れ、思い出の品々を火に投じ、きっと復讐者が現れる、その名はハンニバルであると夢見るが如く叫びつつ、家臣の前で短刀を自らの胸に突き刺し自害する。死の苦しみに耐えるディドの脳裏にはさらに、その先の未来が彼女映し出される、カルタゴが滅ぼされるだろう、“永遠の”ローマと叫んで息絶える。愛する女王を失ったカルタゴの民衆は怒りに燃え、エネの民への復讐を誓う。 この誓いの力強い圧倒的な合唱と壮麗な管弦楽の咆哮と共に全体の幕が下りる。
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