第3政党
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/03 02:53 UTC 版)
「第三政党制 (アメリカ合衆国)」の記事における「第3政党」の解説
19世紀を通じて、禁酒党、グリーンバック党および人民党などの第3政党が、広がっていた既成政党に対する反感を集め、党派抗争よりも公共の善のために政治が行われるべきだという信念を広げた。この立場は政治イデオロギーよりも社会経験に多く基づいていたので、無党派活動は一般に地方政治レベルで有効だった。しかし、第3政党の候補者が政治の主流で自己の立場を主張しようとすると、主要政党の指導者と同盟することで、反政党の運動基盤を裏切ることになった。彼等の生んだ同盟や派閥主義が無党派支持者を落胆させ、19世紀の終わりまでに第3政党の動きを弱らせることになった。多くの改革者や無党派活動家はその後共和党を支持するようになった。これは共和党が奴隷制度反対や禁酒など、彼等にとって重要な問題を取り上げると約束したからだった。
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