第25独立特殊任務旅団_(キルギス陸軍)とは? わかりやすく解説

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第25独立特殊任務旅団 (キルギス陸軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/17 09:13 UTC 版)

第25独立特殊任務旅団
創設 1994年3月31日
再編成 2001年
所属政体 キルギス
所属組織 キルギス共和国軍陸軍
部隊編制単位 旅団
兵科 特殊部隊
通称号/略称 軍部隊52806
愛称 スコルピオン
上級単位 参謀本部情報総局
最終位置 ビシュケク
戦歴 バトケン戦争
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第25独立特殊任務旅団は、キルギス共和国軍陸軍内の旅団級の特殊部隊スコルピオン部隊とも称される。第5空軍基地「フルンゼ-1」に駐屯する。

隊員は、サソリの絵柄の付いた緑色のベレー帽と「スコルピオン」識別章を着用する。

歴史

前身である独立特殊任務中隊「スコルピオン」は、1994年3月31日付国防相令により、第525独立特殊任務中隊に基づき編成された。隊員は、スペツナズ空挺軍勤務者、スポーツマンから選抜された。

1994年 - 1996年の間、スコルピオンは国防相直属だった。アメリカルイジアナ州のフォート・ポークで開かれた世界特殊部隊競技会での成功後、中隊は第525独立特殊任務支隊、後に第525独立特殊任務大隊に改編され、キルギス共和国軍参謀本部情報総局に移管された。

1999年 - 2000年のバトケン戦争時、大隊はザルダリ方面混成支隊の編成下で、テロリストの撃滅に関する戦闘任務を遂行した。

2001年から大隊は第25独立特殊任務旅団に改編されたが、「スコルピオン」の愛称は保持した。同年、軍旗が授与された。

装備

拳銃
短機関銃
自動小銃
狙撃銃
機関銃
落下傘
  • D-1-5U
  • D-5
  • PTL
  • UT-15
  • Po-16

そのほか、スキースノーボード雪上車、4輪車、対狙撃装置、レーザー距離計暗視装置ドイツ製の登山装備、アメリカ製とスウェーデン製の衛星通信システムおよびGPS受信機を装備する。スイスのEricsson社は暗号移動体通信を供給した(イスラム発展銀行とクウェート財団の出資による)。

訓練

将校下士官の選抜は、身体・理論の訓練、火器の知識を含む試験を通して行われる。兵士は、軍事委員部を通して、スポーツマン、各種分野の専門家が選抜される。

訓練は分単位で行われ、周に3 - 4回の射撃を含む。兵士は自動小銃だけではなく拳銃射撃し、戦術訓練は昼夜を問わず行われる。月に1回、完全装備で25 - 35kmの行進が行われる。早朝と昼には将校を含む全隊員がクロスカントリースキーを行う。

歴代指揮官

職名 就任年 氏名 階級
支隊長 スタニスラフ・ホロドコフ
大隊長 チムール・ジュマナリエフ
大隊長 アクィル・ドノンバエフ
大隊長 アルトゥール・テミロフ
大隊長 アサンベク・アルィムコジョエフ
大隊長 イリヤス・スバンクロフ
旅団長 2004年 - タライベク・オムラリエフ 大佐



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