第2部:運河の家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 07:54 UTC 版)
タペンスはトミーが留守の間に、絵の家を探してサットン・チャンセラー(英: Sutton Chancellor)という小さな村を訪れる。彼女が村はずれにある絵の家を訪れると、家は奇妙なことに前後に仕切られていた。後面には中年のペリー夫妻が住んでいたが、運河に面した前面は数年間空き家になっていることが分かる。タペンスは家の情報を得ようと不動産屋に向かい、途中立ち寄ったサットン・チャンセラーの中心部で、年配の司祭、民宿を営むコプリー夫人、教区を駆け回る活動家で、スターク卿の元秘書だったミス・ネリー・ブライに出会う。教会の墓地には、「プライアリー屋敷」の持ち主フィリップ・スターク卿が、妻ジュリアを追悼した碑がある。コプリー夫人からは村の周囲でかつて起きた連続幼女殺害事件を聞かされ、ブライの家を訪れたタペンスは、カンバーランドの老人ホームに住むヨーク夫人宛の手紙を偶然見つける。 彼女は司祭を助けて、墓碑からある少女の名前を探す作業に取り掛かるが、突然後ろから殴りつけられ、気を失ってしまう。
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