第2カローラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 07:20 UTC 版)
「第2カローラ」とは、現金を奪った犯人が「第二現場」で現金輸送車から乗り換えた濃紺のカローラのことである。ナンバープレート「多摩5ろ3519」から「多摩五郎」のコードネームが付けられた。事件直前に「第二現場」で目撃されており、事件直後に「乗り換え」の事実を知った警視庁は「乗り換えに使用された車」の行方を追っていたが、正確な車種とナンバープレートを特定できなかったことから捜査は行き詰まっていた。車は盗まれたシートカバーで覆われていたため、発覚するまでに時間を要し、事件発生から4ヵ月後の4月9日に小金井市本町の本町団地敷地内の駐車場で発見された。車の中に空のジュラルミンケースが残されていたことから、第二現場からの乗り換えに使われた車両であると断定された。「第2カローラ」は、自衛隊が撮影した航空写真により、事件翌日には既に団地内の駐車場に駐車していたことが判明している。
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