第16番
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「合唱のためのコンポジション」の記事における「第16番」の解説
2004年に東京混声合唱団の委嘱により作曲された、無伴奏混声合唱曲。「うばらまい」「草の葉には」の全2曲構成。田中信昭指揮により初演。全音楽譜出版社により出版されている。 第1楽章「うばらまい(姥婆等舞)」は、青ヶ島に伝わる巫女神楽「祭文」の伝承をもとに、自由に作り出されたもの。「遠い異次元からの声」と注記されたアルトソロ、「ピカピカに、かん高く」などと記されたソプラノソロなどに見られるように、終始、呪術的な世界が展開される。第2楽章のテキストは、詩人木島始の同名の四行詩(詩集『われたまご』による)と、いくつかのハヤシコトバから成り、「第1楽章のはしゃぎを鎮める」(作曲家による、楽譜の前書き)のを目的としている。おおむね、線的な書法で書かれており、曲の最後では16声部によるポリフォニーが行われる。
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