第1次サッチャー内閣環境大臣
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「マイケル・ヘーゼルタイン」の記事における「第1次サッチャー内閣環境大臣」の解説
1979年5月にマーガレット・サッチャー内閣が発足すると環境大臣(英語版)に就任した。環境大臣は住宅政策を所管していたが、ヘーゼルタインは住宅支出の削減計画を進めるべく、住宅政策の交付金や補助金の支出総額を政府で定めた。そのため地方政府がこの範囲を超えて住宅支出を行う場合は地方当局が起債するか(後にはこれにも制限を加えた)、公営住宅の家賃を上げるか、民間借家への補助を減額するしかなくなり、さらに支出総額を超過する自治体には交付金補助金を加重的に減額する制裁措置をとれるようにした。これにより地方政府の住宅支出を抑制し、交付金・補助金削減に成功した。またヘーゼルタインはサッチャー政権の公務員削減方針を最も厳しく断行した閣僚だった。 1980年には公営住宅の借家人に居住期間の長さに応じて割引価格で持ち家の購入権を与える政策を主導した。この政策によって1987年までに100万人の公営住宅住民が持ち家を獲得している。
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