第二次世界大戦の終結と西ドイツへの逃亡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/27 07:44 UTC 版)
「フリッツ・ワルサー」の記事における「第二次世界大戦の終結と西ドイツへの逃亡」の解説
大企業と変貌したワルサー社は兵器の開発に拳銃だけではなく自動小銃などの開発も並行して行なっていた。のちに半自動小銃であるワルサーGew43半自動小銃やMkb42(W)を開発し、軍に供給している。しかし1945年にドイツが降伏し工場も連合国軍による空襲により壊滅してしまった。ワルサー社があったツェラ・メリス地方もアメリカ軍、フランス軍が占領し、ドイツ国内でのすべての兵器開発を禁じた。その後の占領政策により変わってこの地方を占領したソ連軍によりハーネル社のヒューゴ・シュマイザーやヨハネス・グロフスフ社のグルノー博士など多くの銃技師が赤軍により拘束され、その後のソ連での銃開発を強要される事となった。この事に早くから危機を感じていたフリッツ・ワルサーはそれまでに開発してきた銃設計図を鞄に詰め、一族と会社の側近を連れてこの地方からの脱出に成功する。そしてアメリカ軍の占領地区であったハイデンハイムに逃れた。(早期からの占領軍の監視の下、どうやって西ドイツへ脱出できたかはいまだに不明である)
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