空白の110秒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 03:21 UTC 版)
「日本航空ニューデリー墜落事故」の記事における「空白の110秒」の解説
1973年6月15日、NHKはドキュメンタリー『あすへの記録 空白の110秒』を放送した(「110秒」とは、事故機が管制と行った最後の交信から墜落までの時間を指す)。これは、上記のボイスレコーダーの音声から墜落時の状況を分析するというもので、当時富士ゼロックス(現:富士フイルムビジネスイノベーション)に在籍していた鈴木松美により音声分析が行われた。この番組では、遺族から提供された搭乗員の肉声を比較することにより、機内の会話の主を特定した。そして、上記の「幽霊電波」説のほか、ILSとVORの切り替えスイッチを切り替え忘れたためにILSではなくVORを受信した結果、進路を誤った、という説と共にパイロットのミス説が紹介されている。 同番組は第26回イタリア賞・テレビドキュメンタリー部門、そして第13回・昭和48年度日本テレビ技術賞を受賞した。その後、1988年8月14日の『ビデオギャラリー』、2000年5月21日と2013年8月24日の『NHKアーカイブス』で同番組の再放送が行われた。なお、全国の放送センターでも視聴が可能である。
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