空気砲 (科学教材)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/16 01:53 UTC 版)
空気砲（くうきほう）とは、比較的狭い開口部から急激に空気が押し出されるときにドーナツ状の渦輪ができるが[1]、これを人為的に発生させて観察するための装置である[2]。日本では、米村でんじろうが都立高校の教師時代に簡易にできる手法を開発し、学校の授業や科学館のサイエンスショーで理科実験の材料の一つとして扱い、この名前が広まった[3][2]。身近にある材料で比較的簡単につくることができ、また応用実験を幅広く試すことがるため、学校の自由研究テーマとして扱われることも多い[4]。一方で、空気砲で簡単につくることができる渦輪は、ソリトンの一種で流体力学の研究対象にもなる奥行きを持つものである[5]。
注釈
出典
- ^ 福本、渦輪 2006, p. 265.
- ^ a b c d 初等教育資料2000年1月号 2000, p. 44.
- ^ a b 釣人かく語りき 2014, p. 260.
- ^ a b c d e f g h i 空気砲の物理 2008, p. 188.
- ^ 空気砲の物理 2008, p. 191.
- ^ a b c Popular Science Monthly/Volume 20/December1881 1881, pp. 175–183.
- ^ a b c US1806067A 1931.
- ^ a b 釣人かく語りき 2014, p. 259.
- ^ 理科ひらめき実験工房 1997, p. 138.
- ^ a b でんじろう先生のカッコいい！科学おもちゃ 2009, p. 5.
- ^ a b c 空気を知る実験 1998, p. 47.
- ^ a b c d e f Amazing science 2015, pp. 102–109.
- ^ a b 空気を知る実験 1998, p. 44.
- ^ a b 近角、続 日常の物理事典 2000, p. 167.
- ^ でんじろう先生のわくわく!自由研究 2010, pp. 118–119.
- ^ a b 近角、続 日常の物理事典 2000, p. 168.
- ^ 空気砲の物理 2008, pp. 189–191.
- ^ JAXA QA.
- ^ US2628450A 1953.
- ^ US2846996A 1955.
- ^ US2855714A 1955.
- ^ a b Amazing science 2015, p. 101.
- ^ a b AirWave 2013.
- ^ a b Augmented Human 2017, p. 29.
- ^ a b 香りプロジェクタのコンパクト化のための空気砲形状検討 2006, pp. 49–52.
- ^ JP4569498B2 2010.
- ^ JP5085177B2 2012.
[続きの解説]
「空気砲 (科学教材)」の続きの解説一覧
- 1 空気砲 (科学教材)とは
- 2 空気砲 (科学教材)の概要
- 3 製作方法
- 4 煙による渦輪の観察
- 5 玩具
- 6 参考文献
- 7 外部リンク
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