秦山原子力発電所とは? わかりやすく解説

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秦山原子力発電所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 03:55 UTC 版)

秦山
秦山原子力発電所の位置(北緯30.43度、東経120.95度)

秦山原子力発電所(しんざんげんしりょくはつでんしょ、中文表記: 秦山核电站英文表記: Qinshan Nuclear Power Plant)は、中華人民共和国浙江省嘉興市海塩県秦山鎮に建設された原子力発電所である。運営管理は、秦山核電公司(中国核工業集団公司の子会社)。

歴史

1985年に着工。1991年12月15日に試運転を開始、1994年に正式に稼動した。

核物質について

中国はそれまで濃縮ウランによる核弾頭しか製造することができなかったが、1993年8月香港に近い広州大亜湾に建設された原子力発電所がともに稼動を始めたため、プルトニウムを原料とする核弾頭の製造が可能になったといわれている。

2018年8月には、カナダのSNCラバリンが劣化ウラン回収ウランから製造した天然ウラン等価燃料を5号機・6号機に供給することが発表された[1]

設備

運転開始 原子炉形式 設備容量
(MW)
秦山1期 1991年 加圧軽水炉(PWR) 300
秦山2期1号機 2002年 650
秦山2期2号機 2004年
秦山2期3号機 2010年
秦山2期4号機 2012年
秦山3期1号機 2002年 CANDU炉 728
秦山3期2号機 2003年

[2]

脚注

  1. ^ Contract for recycled fuel for Chinese Candus”. World Nuclear News. 世界原子力協会 (2018-8-8). 2018年8月13日閲覧。
  2. ^ 中国の原子力発電開発 (14-02-03-03)”. 原子力百科事典 ATOMICA. 日本原子力研究開発機構(JAEA) (2016年1月). 2020年7月25日閲覧。

参考文献




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