秋菊の物語
原題: | The Story of Qiu Ju 秋菊打官司 |
製作国: | 中国 香港 |
製作年: | 1992 |
配給: | フランス映画社 |
スタッフ | |
監督: | Zhang Yimou 張藝謀 チャン・イーモウ |
製作総指揮: | 馬逢国 マァ・フォンクオ |
原作: | 陳源斌 チエン・ユァンピン |
脚本: | 劉恆 リユウ・ホン |
撮影: | 池小寧 チー・シァオニン |
于小群 ユイ・シァオチュン | |
廬宏義 リュウ・ホンイー | |
音楽: | Zhao Ji Ping 趙季平 チャオ・チーピン |
美術: | Cao Juiping 曹久平 ツァオ・ジュウピン |
編集: | 杜媛 トウ・ユアン |
録音: | 季嵐華 リー・ランホア |
字幕: | 田村志津枝 タムラシズエ |
キャスト(役名) |
Gong Li 鞏俐 コン・リー (秋菊(チュウチュイ)) |
雷恪生 レイ・コーション (村長・王善堂(ワン・シヤンタン)) |
戈治均 カー・チーチュン (巡査・季(リー)) |
Liu Peiqi 劉佩奇 リウ・ペイチー (夫・萬慶來(ワン・チンライ)) |
楊柳春 ヤン・リュウチュン (妹・妹子メイツ) |
葉軍 イエ・チュン (医者) |
朱萬清 チュウ・ワンチン (慶來の父) |
楊恵琴 ヤン・ホエイチン (村長の妻) |
林子 リン・ツ (宿の老人) |
崔絡紋 ツォイ・ルオウェン (局長・巌(イェン)) |
王建法 ワン・チェンファ (弁護士・呉(ウー)) |
解説 |
中国北部、陜西センセイ省の農村に住む妊婦が、夫にケガを負わせた村長を訴えるため奔走する姿を描くヒューマン・コメディ。監督は「紅夢」の張藝謀、エグゼクティヴ・プロデューサーは馬逢国。一九九一年に発表された、当時中国で交付されたばかりの行政訴訟法を題材にした陳源斌の小説「萬家訴訟」をもとに、「菊豆」の劉恆が脚本を執筆。スーパー16ミリ(35ミリブローアップで上映)、マルチ・カメラ方式、隠し取りの撮影はドキュメンタリー出身の池小寧、于小群、廬宏義の共同。音楽は趙季平が担当。酒宴は「テラコッタ・ウォリア/秦俑」の鞏俐。共演の戈治均、劉佩\8f\a2\ca、雷恪生以外は全員素人の近隣の村の人々が出演している。九二年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞、主演女優賞受賞。キネマ旬報ベストテン第二位。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
秋菊(コン・リー)の夫、慶來(リュウ・ペイチー)が、ささいなトラブルから村長(レイ・コーション)に股間を蹴られケガをした。反省しない村長の態度に納得できない秋菊は、身重の体で、義妹・妹子(ヤン・リュウチュン)と一緒に郡の役場へ行き、季巡査(カー・チーチュン)に事情を話す。季は双方反省の上、村長が二〇〇元払うという和解案を決めたが、お金を受け取りに行った秋菊に対する村長の高飛車な態度から、秋菊は県の役所に行くことにした。しかし審理の結果は全く変わらず、今度は市の役所へ。安宿の主人(リン・ツ)の紹介で市の公安局長(ツォイ・ルオウェン)に面会できた秋菊は上機嫌で帰って来た。数日後、村長のもとに裁決が届くが、ただ村長の支払いが五〇元増えただけである。秋菊は再び市の公安局長を訪ね、不満を訴えると、局長は裁定に不服があれば裁判にできると教え、弁護士を紹介してくれた。裁判は、事情通の宿の主人によると、公布されて間もない行政訴訟法に基づくもので、民間人に役人を訴える道を開くものであり、それをアピールすることから、秋菊が絶対有利だと言う。しかし結果は秋菊の敗訴。秋菊は局長のすすめで上訴し、数日後村を訪れた中級裁判所の調査員は、肋骨骨折なら傷害罪が成立するとアドバイスし、慶來のレントゲン撮影を勧めた。大晦日の夜、秋菊の陣痛が始まり、男手がなく病院に運べない。しかし村長が男たちを無理矢理動員して、夜通しかけて病院まで運ばせた。秋菊は無事男の子を出産し、村長に感謝する。しかし、二人のこれまでの因縁も解消かと思われた時、レントゲンの結果が決め手となって村長の傷害罪が成立し、公安局は村長を逮捕するのだった。 |
秋菊の物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 15:27 UTC 版)
『秋菊の物語』(しゅうぎくのものがたり、原題:秋菊打官司)は、1992年製作の中国映画。張芸謀(チャン・イーモウ)監督、鞏俐(コン・リー)主演。
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