秋山源兵衛とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 実業家 > 経営者 > 日本の実業家 > 秋山源兵衛の意味・解説 

秋山源兵衛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/29 01:57 UTC 版)

秋山 源兵衛(あきやま げんべえ、明治7年(1874年9月1日[1] - 大正10年(1921年7月30日[1])は、山梨県名望家貴族院議員。

経歴

山梨県巨摩郡青柳村(現在の南巨摩郡富士川町)の秋山家[注釈 1]に父「源兵衛[注釈 2](長十郎)」、母「とみ」の長男[注釈 3]として生まれ、1875年(明治8年)7月に家督を相続する。

1887年(明治20年)に青柳学校(現在の富士川町立増穂小学校)を卒業すると、同年2月に上京する。神田淡路町の共立学校を経て1891年(明治24年)9月に慶應義塾に入り、1894年(明治27年)7月に卒業とともに帰郷する。1893年(明治26年)11月1日に富士川舟運製糸業の発展に伴う資金需要の拡大と、折からの銀行設立ブームを背景として秋山家の資産を運用するために秋山銀行を開業し、初代行主となった。

1902年(明治35年)3月10日に青柳郵便局が開局すると、同年3月から1907年(明治40年)12月まで局長を務める。その後、南巨摩郡の郡会議員(在任期間・明治36年9月~明治40年9月)、山梨県会議員(在任期間・明治40年9月~明治44年9月)を務め、大正8年(1919年)9月には多額納税者の互選により貴族院議員に当選し同年10月20日[2]に就任したが、任期半ばの大正10年7月30日に死去した。

秋山家の屋敷は2003年(平成15年)に敷地と建物を当時の増穂町(現在の富士川町)が買い上げ、現在は「あおやぎ宿 追分館」として町のギャラリーやコミュニティ施設として活用されている。

親族

脚注

注釈

  1. ^ 秋山家は青柳村の大地主であり、同村の長百姓、名主を務め、「茶屋」の屋号で富士川舟運により移入された茶や砂糖を販売した他、文久年代から早川の保金山の経営にも当っていた。
  2. ^ 「源兵衛」は秋山家歴代当主の名
  3. ^ 幼名は「勝蔵」。後に源兵衛を襲名。

出典

  1. ^ a b c 『山梨百科事典 創刊120周年記念版』13頁。
  2. ^ 『官報』第2164号、大正8年10月21日。

参考文献


秋山源兵衛 (衆議院議員)

(秋山源兵衛 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/31 09:38 UTC 版)

秋山 源兵衛(あきやま げんべえ、1860年万延元年5月[1][2]) - 1917年大正6年)12月23日[2])は、日本の政治家衆議院議員(2期)。

経歴

安房国安房郡北条村(のち千葉県安房郡北条町館山北条町、現・館山市)出身[1]。和漢学を修め[1][2]、酒屋を営み[1]、村会議員、北条町会議員、学務委員、安房郡会議員、所得税調査委員などを歴任する[1]。また、安房銀行監査役となり[1][2]日本赤十字社の終身社員となる[1]

1898年3月の第5回衆議院議員総選挙において千葉8区から進歩党公認で立候補して初当選する[3]。8月の第6回衆議院議員総選挙では憲政本党公認で立候補して再選する[4]1902年第7回衆議院議員総選挙は不出馬。1917年に死去した。

脚注

  1. ^ a b c d e f g 山崎謙 編『衆議院議員列伝』衆議院議員列伝発行所、1901年、451頁。NDLJP:778032 
  2. ^ a b c d 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』17頁。
  3. ^ 『衆議院名鑑 第1回・1890年~第34回・1976年総選挙』26頁。
  4. ^ 『衆議院名鑑 第1回・1890年~第34回・1976年総選挙』31頁。

参考文献

  • 『衆議院議員列伝』山崎謙編、衆議院議員列伝発行所、1901年。
  • 日本国政調査会編『衆議院名鑑 第1回・1890年~第34回・1976年総選挙』国政出版室、1977年。
  • 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  秋山源兵衛のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「秋山源兵衛」の関連用語

秋山源兵衛のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



秋山源兵衛のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの秋山源兵衛 (改訂履歴)、秋山源兵衛 (衆議院議員) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS