福島・埼玉・神奈川の3県警の連携経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:56 UTC 版)
「座間9人殺害事件」の記事における「福島・埼玉・神奈川の3県警の連携経緯」の解説
2017年9月27日に福島市の女子高校生が行方不明になり家族から捜索願を受けた福島県警察が携帯電話電波の発信記録を調べたところ、翌9月28日午後に神奈川県座間市緑ケ丘の携帯電話基地局が検知していたことが判明した。この情報を受けて2017年9月28日に福島県警察から神奈川県警察宛に正式に捜索要請が発せられ、同県警座間警察署は捜索にあたって署員4人を投入し3時間捜索した。 翌月10月2日には埼玉県警察から神奈川県警察に対し福島県警察と同様の少女捜索要請があり、この捜索要請の背景には埼玉県警察が捜索願を受諾した少女の持つ携帯電話の最終発信地点が9月30日に緑ケ丘で記録していた事実があった。 この時点で神奈川県警は異なる地域で捜索願いを提出された少女2人が同一地域で消息不明となった経緯を把握し、2つの行方不明事件を結びつけて集団自殺ではないか、との疑念を抱き、捜索範囲を前回範囲から更に拡大し、自殺者が集まりそうな場所や山中へ捜索範囲を広げるなどの対処を行っていた。 ただし、この福島・埼玉両県警からの神奈川県警に対する捜索要請は事件に巻き込まれたなどの切迫性のない要請であったため、神奈川県警はアパート最寄りの駅などに設置された防犯カメラの記録映像は調べなかったことを後に述べている。
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