禁止された用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 15:20 UTC 版)
かつてセイヨウアカネの色素は、日本において食品添加物の着色料として「アカネ色素」の名称で認可されていた。いわゆる「天然着色料」の扱いであった。 1997年に実施された、ラットを用いた中期発がん性試験(前がん病変を検出する方法)で、発がん性は無いと結論付けていた。しかし、2004年に長期発がん性試験(中間結果)で腎臓ガンの発生が確認された。さらに、セイヨウアカネの色素自体に変異原性も陽性との報告まで出てきた。このため、発がんイニシエーターである疑いが出たとして、食品添加物として日本での使用は禁止された。 なお、アカネの色素は、セイヨウアカネの色素とは成分が異なり、アリザリンでなくプルプリンを主成分とするため、発がん性の有無は充分に調べられていない。
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