神経科学的研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 05:59 UTC 版)
嘘は心理学的、社会学的、精神医学的に研究されることが多かった だが、最近になって、嘘の研究に神経科学的研究も加わり、京都大学の研究グループは世界で初めて、側坐核が活発に活動する人ほど嘘をつく割合が高いことを発見した。京都大学の阿部修士特定准教授らは、アメリカ人男女28人にコインの表裏を予想させ、「予想が当った」と自己申告すれば報酬がもらえるゲームを行い脳の活動を測定、その結果、側坐核が活発に活動する人ほど嘘の申告をする割合が高いことを突き止め、2014年8月7日、アメリカの科学誌ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス(英語版)(電子版)に発表された。またこの研究では、嘘をつかなかった人は、理性的な判断や行動をつかさどる脳の領域である背外側前頭前野が活発に活動していた。
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