神経管形成 Neurulation
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 16:01 UTC 版)
「外胚葉」の記事における「神経管形成 Neurulation」の解説
神経管形成の過程で、表皮層と深い神経管の間に神経堤細胞が配置される。神経管形成の進行は、一次神経管形成および二次神経管形成にわけられる。 一次神経管形成の時期、中胚葉の脊索細胞は、隣接する表層の外胚葉細胞に、信号を送り、自分自身を柱状のパターンに再配置させ、外胚葉の細胞にはたらきかけ神経板を形成させる。脊索上の、外胚葉領域は、その形状が変わる。これに関わる特殊な細胞は、中央屈曲点(medial hinge point MHP)とよばれる、神経板の折れ曲がる部分にある。外胚葉は細長く伸び続け、神経板の外胚葉細胞が内側に折れる。主に細胞分裂の影響により、外胚葉の内側に折りたたみが継続される。その後、背外側屈曲点(dorsolateral hinge point DLHP)とよばれる場所の細胞が誘導され、外胚葉の内側への折りたたみを促し、神経板の端がつながり神経管となる。 二次神経管形成では、神経管は、内部に空間ができ、中空のチューブ状になる。
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