神社・石仏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 07:51 UTC 版)
大室山浅間神社 - 火口内の東側中腹にある神社。磐長姫命(いわながひめのみこと)を唯一の祭神とする。安産と縁結びの神として信仰されている。浅間大神(あさまのおおかみ)と木花之佐久夜毘売(このはなさくやびめ)を主祭神とする浅間神社にあって、磐長姫命を祀るのは稀である。姉の磐長姫命と妹の木花之佐久夜毘売は、瓊々杵命(ににぎのみこと)に同時に嫁いだが、醜い姉神は送り返された。大室山と同様、妹神を祀る富士山を望む独立峰である烏帽子山(静岡県賀茂郡松崎町)の雲見浅間神社も姉神を祀る。 五智如来地蔵尊 - 火口縁西側にある江戸時代に建てられた5体の仏像。縁結びと安産を願って参拝客が訪れる。1663年(寛文3年)、相模国岩村(現・神奈川県真鶴町)の網元朝倉清兵衛が、大室山浅間神社に9歳の娘の安産を祈願し、無事出産のお礼として建てた五智如来像とされる。真鶴石で作り、富戸港から運び上げたと伝えられている。 八ケ岳地蔵尊 - 火口縁南側にある8体の地蔵。大室山を目印としていた漁師たちが海上安全と豊漁を祈願して建てた。新旧あり、手前は1984年(昭和59年)に池区民の寄付によりつくられたもの。 五智如来像 八ケ岳地蔵尊
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